経済学研究科は,明治学院大学大学院の「課程修了の認定・学位授与に関する方針」に基づき,経済学研究科および各専攻の「人材養成上の目的・教育目標」に沿った人間を育成するため,所定の期間在学して所定の単位を修得するとともに,研究科各専攻の領域において専門分野に関する知識・技能および知的応用能力を身につけ,学位論文(または特定の課題についての研究の成果)の審査および試験に合格することを課程修了認定と学位授与の要件とする。

 

 課程修了認定と学位授与の要件は、次のとおりである。

 

「博士前期課程」
 各専攻のカリキュラムに則って科目履修をし,基準となる単位数以上を修得するとともに,研究指導を受け,修士論文の提出及び最終審査,並びに最終口述試験に合格することが,修士(経済学・経営学)の学位授与の要件である。本研究科の修了者には,制度及び理論並びに応用研究など幅広い知識を修得させ,各専攻分野での研究能力や,高度で専門的な職業能力に加えて研究倫理を有することが課程修了の基準である。
 その基準は、以下の4点である。
1.深い学識と専門分野での高度な学術的探究力を修得していること。
2.分析力,問題発見能力・問題解決能力を身につけていること。
3.高度な専門職業人に必要な学識を身につけていること。
4.学術研究の信頼性と公正性を確保するための研究倫理を身につけていること。

 

「博士後期課程」
 各専攻のカリキュラムに則って科目履修をし,基準となる単位数以上を修得するとともに,研究指導を受け,博士論文の提出及び最終審査,並びに最終口述試験に合格することが,博士(経済学・経営学)の学位授与の要件である。その際,深奥なる学術理論や制度などを修得し研究者として自立して活動でき,また倫理性が高く,高度な専門職業人に必要な学識を有することが課程修了の基準である。
 その基準は、以下の4点である。
1.深い学識と専門分野での高度な学術的探究力を修得していること。
2.分析力,問題発見能力・問題解決能力,自立した研究者として活躍する力を身につけていること。
3.高度な専門職業人に必要な学識を身につけていること。
4.学術研究の信頼性と公正性を確保するための研究倫理を身につけていること。

 

◆経済学専攻
「博士前期課程」
 本課程に2年以上在籍して所定の単位(30単位)を修得するとともに,研究指導を受け,修士論文の提出及び最終審査,並びに最終口述試験に合格することが,修士(経済学)の学位授与の要件である。本専攻の修了者には,制度及び理論並びに応用研究など幅広い知識を修得させ,各専攻分野での研究能力や,倫理性が高く,高度で卓越した専門的な職業能力を有することが課程修了の基準である。
 その基準は、以下の4点である。
1.学術研究の進展や急速な技術革新,社会経済の高度化・情報化,国際化等の,最近の経済社会構造の変化に適応できる専門的知識と研究能力を修得していること。
2.経済学の制度及び理論の幅広い専門的知識を身につけ,問題発見能力・問題解決能力を修得していること。
3.日本のみならず世界の地域が抱えている問題の本質を理解し,これを自らの知識と連携し卓越した職業能力を身につけていること。
4.学術研究の信頼性と公正性を確保するための研究倫理を身につけていること。

 

「博士後期課程」
 本課程に3年以上在籍して基準となる単位(16単位)を修得するとともに,研究指導を受け,博士論文の提出及び最終審査,並びに最終口述試験に合格することが,博士(経済学)の学位授与の要件である。本専攻の修了者には,深奥なる学術理論や制度などを修得し研究者として自立して活動でき,また倫理性が高く,高度な専門職業人に必要な学識を有することが課程修了の基準である。
 その基準は、以下の4点である。
1.学術研究の進展や急速な技術革新,社会経済の高度化・情報化,国際化等の,最近の経済社会構造の変化に適応できる専門的知識と研究能力を修得していること。
2.経済学の制度及び理論の幅広い専門的知識を身につけ,問題発見能力・問題解決能力を修得していること。
3.日本のみならず世界の地域が抱えている問題の本質を理解し,これを自らの知識と連携し高度な専門職業人に必要な学識する能力を身につけていること。
4.学術研究の信頼性と公正性を確保するための研究倫理を身につけていること。

 

◆経営学専攻
「博士後期課程」
 本課程に3年以上在籍して所定の単位(8単位)を修得するとともに,研究論文指導を受けたうえで博士論文を提出し,その審査に合格した者に,博士(経営学)の学位を授与する。本課程の修了者はすべて,修士課程または博士前期課程で習得した知的基盤の上に,さらに深い学識と深い専門分野における高度な学術的探究力を身につけており,次の1および4の能力を有しているとともに,2または3の能力を有している。
1.高度に理論的な分析と現象面での問題解決の能力
2.自立した研究者として活躍できる能力
3.高度な専門職業人に必要な学識
4.学術研究の信頼性と公正性を確保するための研究倫理